研究者のためのお金の授業

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230円で福岡県一周旅行? 大回り乗車のススメ

先日、ふと福岡県をぐるっと一周旅行したくなった。炭鉱で栄えた筑豊地方を見たくなった。

もちろんバスで行ってもいいのだが、景色が見たいだけなのだ。ただボーッと初めてみる景色が流れていくのが好きなのである。ドライブに出たい気持ちだ。

車があればドライブに行けば良いのだが、私は車を持たない。バスで行くと往復で1000円以上かかるから、倹約家の私にとってはなかなか気軽に行こうと思えなかった。

そこで、福岡近郊は広い範囲で鉄道の大回り乗車ができることを思い出した。大回り乗車とは、博多→香椎の230円の運賃で、博多→遠いところ→香椎と迂回しても同じ値段という制度である。

これを利用して、博多→新飯塚田川後藤寺→西小倉→香椎と旅行した。思った以上に面白い旅行になった。石灰石の工場を通る駅や、石炭採取で形の変わった山、昔は栄えた街、昔懐かしいディーゼルの電車。とても刺激のある旅ができた。

お金のかかる趣味もいいが、お金のかからない趣味は最高だと思っている。何度も何度も制限なくできるから。

大回り乗車の欠点として、自動改札に引っかかる場合がある。ルール上okとはいえ、駅員さんに説明するのが恥ずかしいしドキドキするのではないだろうか。ウェブでテクニックを見つけた。降りる時に乗越精算機を使って、精算をしてから、出場証を自動改札機に通すのである。私も210円の切符を買って、乗越精算機で追加の20円を精算した。出てきた出場証で無事に自動改札機から出られたのである。

青春18きっぷと比べて、大回り乗車だと途中下車ができない。旅行している感じがないという人には、桂川で売ってる餅を買ったり、駅のホームにある博多うどんやラーメンを食べるのも良いだろう。

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