研究者のためのお金の授業

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敷金返還の手数料が戻ってきた話

経緯

先日引っ越しをしました。解約した賃貸マンションの敷金が返ってくるのですが、不動産屋から届いた精算書に「振込手数料を差し引いて返金します。」と書いていました。

これに印鑑を押して返送してくれとあります。なんかモヤモヤして、すぐに印鑑を押す気になれません。

私は転勤族なので、何度も引越ししているのですが、これまで手数料なんて払ったことはありません。

ネットで調べてみると、民法485条に「手数料は債務者負担」で、この場合は原則敷金返還の債務者であるオーナー負担だとわかりました。

そこで、不動産屋さんに交渉したら、払わなくてすみました。

電話で交渉

私「敷金の返還の振込手数料をオーナーさん負担にならないでしょうか?民法の規定でオーナーさん負担とあります。」

不動産屋「◯◯さーん、これは借主さん負担なんですよー。みなさんに払ってもらっているんです。」

普通ならここで諦めるところですが、

私「これまでみなさん払ってたかと思うんですけど、借主が払うというのは、貴社の社内ルールや慣習かと思うんです。」

不動産屋「そうですね。」

私「社内ルールや慣習は法令に反するものは無効ですよね。」

不動産屋「では、顧問弁護士と相談して、社内で検討します。」

交渉の結果

後日

不動産屋「今回は手数料はオーナーさん負担にさせて頂きます。」

私「ご検討頂いてありがとうございました。」

このような経緯で、割と簡単に手数料を払わず済みました。

実はこれに限らず賃貸を借りる時には、本当は払わなくていいお金が沢山あります。本当は必要ないのに、書類に小さく書いていて、印鑑を押させて払わせるケースは多々あります。

この記事が手数料を請求された人が交渉する際の参考になれば幸いです。